私たち夫婦に赤ちゃんが生まれたのは今から2年前のこと。赤ちゃんが生まれてからというもの、私たちの生活はそれまでとは一変し、赤ちゃん中心になりました。赤ちゃんが生まれると、夫婦間の関係が悪くなるよ、と聞いたことがありませんか。私もそれをいちばん心配していたので、出産前に家事や育児について夫とよく話し合いました。出産後の家事や育児の分担について、夫やパートナーがどのくらい協力してくれるのか、いまいち不安に思っている方は、出産前に必ず話し合いをもったほうがいいと私は思います。
なんとなくうやむやにしておくと、赤ちゃんが産まれてから、お互いに嫌な思いをするだけではないでしょうか。夫婦の間であらたまって話をするのはちょっと恥ずかしい、と思う方もいるようですが、あとでもめたり、喧嘩するのはもっと嫌ですよね。
私が考える話し合いのポイントに3つ、家事、育児、そしてお互いの両親との関係です。家事については赤ちゃんがまだ小さいうちは、夫の協力が欠かせません。普段から家事のお手伝いをしてくれる方であれば問題ないかもしれませんが、家事があまり得意でない男性にとってはちょっとした家事も大変に感じてしまうようです。ご主人の希望や意向を聞いてみて、出来ることと出来ないことをしっかり聞きとり、出来ることは率先してやってもらいましょう。
育児についても同様に、分担を決めてできることは積極的にやってもらうといいのではないでしょうか。お風呂や夜間の授乳など、積極的に育児に参加するのはパパにとっても毎日の楽しみになるはず。男性も育児休暇が取れるようになった時代ですので、パパにもどんどん育児に参加してもらいましょう。妊娠中の母親教室・父親教室にはご主人と一緒に参加するといいですね。育児に関する予備知識が出来て、戸惑わずに赤ちゃんのお世話ができるようになるはずです。
最後のひとつは実家との関係です。赤ちゃんが産まれると、孫の顔見たさに以前よりも頻繁に連絡してくるおじいちゃん・おばあちゃんもいるようです。ただ赤ちゃんのお世話と家事で手一杯のところに、訪問客があるとママのストレスは増大。イライラしてご主人に八つ当たりしてしまう、というママもいるようです。これを避けるためには、パパとママ両方が自分の両親と話し合い、どのようなタイミング・回数で訪問してもらいたいか、をきっちり伝えておくことが大切だと私は思います。夫婦なのだから、お互いの希望は言わなくても分かるだろう、と思っていると、あとで痛い目にあいます。
赤ちゃんが生まれたゆえに夫婦仲が悪くなるというのは最悪のケース。そうならないために、出産前にお互いの本音をさらして、妥協できるところは妥協しておくことが大切ではないでしょうか。お互いのためになる協力体制を作っておくと、可愛い赤ちゃんとの新しい生活がより一層楽しくなるはずです。