臨月に入ると予定日まであとわずか。出産のための入院に向けて、最終的な準備を整える時期です。予定日までまだ時間はたっぷりあると思って、準備を後回しにしていると、急な事態に対応できず、後で後悔することになりかねません。臨月に準備しておきたいことをご紹介しますので、これを参考にしてみてはいかがでしょうか。
臨月とは医学用語ではありませんが、一般的に出産前の1ヶ月間を指します。妊娠週であらわすと妊娠36週0日から39週0日目。出産予定日は便宜上妊娠40週0日とされていますが、37週0日からは正期産に入りますので、妊婦さんの心構えとしては、臨月1週間過ぎからはいつ陣痛が起こっても困らないよう、万端の準備を整えておくことが必要です。
入院準備を万端に
入院に必要なものを再確認し、バッグに入れていつでも入院できるようにしておきましょう。たとえば外出中に急に陣痛が起こった場合、自宅に戻らずにそのまま病院に向かうことも想定されますね。その場合、入院バックを用意しておかなければ、ご主人やご家族が困ってしまいます。
また臨月が進み、予定日が近づくとおなかはいよいよ前にせり出してきて、立ち上がったりしゃがんだりといった動作が億劫に感じられることも。なるべく早いうちに入院バックを用意しておくといいのではないでしょうか。
病院に行く方法を考えておく
いざ陣痛が起こったときに困らないよう、病院に向かう手段をしっかり考えておくことも大切ですね。ご主人やパートナーの方の勤務中に陣痛が起こった場合、自分一人で病院に向かわなければなりません。ご家族の方が付き添ってくれる場合は、その方との連絡方法なども考えておきましょう。地域に陣痛タクシーのサービスがある場合は、それを予約しておくと安心です。
退院後の手はずを整えておく
出産のための入院はとくに問題なければ5日から1週間程度ですが、退院後は赤ちゃんのお世話があり、すぐに外出するのは難しくなります。退院後のことを見越して、ある程度買い物を済ませておくことも必要だと思われます。食料や生活用品など、保管しても問題ないものは臨月の段階で揃えておくようにするといいでしょう。毎日の食事に必要な食材は宅配サービスを利用すると、ご主人やご家族の方の買い物の負担が減ります。
臨月に入ったらいつ陣痛が起こってもおかしくありません。いざとなったときに慌てたり困ったりしないよう、入院準備は臨月の早いうちに済ませておくほうが安心ではないでしょうか。